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【苦手な人との接し方】うまく付き合って円滑なコミュニケーションを

こんにちは、Maonです♪

皆さんは、

・「職場に苦手な人がいて嫌だ」
・「苦手な人との付き合い方がわからない」
・「人間関係が悪化してストレスになる」

というように、職場に苦手な人がいて人間関係に悩んだことはありますか?
学生のときは付き合う友達を選ぶことができましたが、仕事ではそういうわけにはいかず、苦手な人とも一緒に仕事をしていかなければなりません。しかし、苦手な人と一緒にいると、どうしてもストレスが溜まってしまいます。
そこで今回は、苦手な人との上手な付き合い方を皆さんにご紹介いたします。

✓本記事の内容
1.その人を苦手だと感じる原因
2.「この人苦手だな」と思われる人の5つの特徴
3.苦手な相手との関わり方
4.苦手な相手との円滑なコミュニケーションを

 

その人を苦手だと感じる原因

そもそも、どうして人は苦手だと感じるのでしょうか。
まずはその原因を解説していきます。

人を苦手と感じるのは「認知のゆがみ」が原因

人は、初対面の人に対して見た目や動作、話し方などで「この人はこんな性格だ」と判断します。それは時に、自分の勝手な思い込みや勘違いで偏った判断をしてしまうことがあります。これを「認知のゆがみ」と呼びます。
皆さんは、たった一部を見たり聞いたりしただけでその人の性格や人柄までわかった気になってはいませんか?

例えば、会社で上司に厳しく注意されただけで「私のことが嫌いなのかな」と考えてしまったり、Aさんの悪い噂を聞いただけで自分が実際に関わっていなくても苦手に感じてしまったり・・・。
これが偏った判断により生じる「認知のゆがみ」です。実際には、その上司は仕事上で注意しただけで、あなたを嫌っているわけではないかもしれませんし、Aさんの悪い噂もただの噂でしかなく、本当のところはどうかわかりません。

こうした認知のゆがみを正せないと、その人の嫌なところばかりが目について、その人のことがどんどん嫌いになってしまいます。
認知のゆがみは自分で気づくことが難しいと言われています。しかし、その思い込みを捨てて色んな角度から相手を見ることを意識しましょう。そうすると、相手の意外な一面やいいところに気づくことができるかもしれません。

✓相手を嫌いになるプロセス
1.相手に怒られたり、悪い噂を聞いたりする
2.「怒られたのは相手に嫌われているからだ」と勘違いしたり、「あの人は嫌な人なんだ」と
噂だけで判断してしまい苦手意識をもってしまう。
3.相手の嫌なところばかりが目についてどんどん嫌いになる。
◆自分の勝手な思い込みを捨てて、相手を知ろうとすることで苦手意識はなくなるかも!

 

「この人苦手だな」と思われる人の5つの特徴

「この人苦手だな」と思われやすい人には、5つの特徴があります。
特徴を知ることで、自分がその人のどの部分を苦手だと感じているのかを知ることができます。また、自分自身が誰かの「苦手な人」になることを避けることもできます。
ここでは、苦手だと思われやすい人の5つの特徴について考えていきます。

✓「この人苦手だな」と思われる人の5つの特徴
1.怒りっぽい人
2.マウントを取りたがる人
3.人の足を引っ張ろうとする人
4.嫌味っぽい人
5.常に偉そうな人

怒りっぽい人

少しのことですぐに怒ってしまう人は周りから苦手意識を持たれてしまいます。
少しのミスで必要以上に怒ってくる上司や、料理が出てくるのが遅いと店員にキレている人などは、怒っている相手だけでなく、その場の空気を悪くするため周りにいる人にも不快に思われます。

短気な人というのは、周りから必要以上に気を使われ、腫れ物に触るように扱われるのがオチです。
その結果、周りの人との関係が悪化し、自分自身を苦しめることになってしまいます。

自分自身を守るためにも、不快に感じることがあってもすぐに怒らず、冷静に物事を判断できるようになりましょう。

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マウントを取りたがる人

人と比べることでもないのに、わざわざ人と比較して「自分の方がすごい」と人より優位に立とうとする人がいます。
このように、いちいち突っかかってきて、マウントを取る人は苦手意識を持たれやすいです。

自慢話が多かったり、人の優位に立とうとする姿勢は相手を不快にさせ、困らせてしまいます。
そして、だんだんと相手にされなくなっていき、誰も話を聞いてくれなくなるでしょう。

相手といい関係を築くためにも、他人と比べず相手の価値観や考え方を尊重できる人になりましょう。

人の足を引っ張ろうとする人

グループで何かをやろうとする時に、誰かがうまくいくと冷やかしたり、煙たがったりする人がいます。
このような人は、グループ内の競争を避け、みんな平等で平和的な環境を望んでおり、誰かが飛び出ると出る杭を打つようになってしまいます。

このような考え方は悪いことではありませんが、向上心を持ってやっている人からは嫌がられてしまいますよね。

もしあなたが保守的で平和的な環境を望んでいたとしても、向上心を持ってやっている人を冷やかすようなことはしてはいけません。
その環境が自分に合わないのならその事を素直に相談し、グループのあり方をみんなで考えることが大切です。

嫌味っぽい人

人をけなしたり嫌味を言って、相手をネガティブにさせる人がいますよね。
嫌味を言うことで相手の反応を楽しんだり、自分が優位に立とうとしたりと目的は様々です。

また、嫌味を言うつもりはなくても、話し方によっては相手に嫌味のように捉えられたりすることもあります。
例えば、最近恋人と別れて傷心中の友人に対して自分の惚気話をしてしまうと、そのつもりはなくても相手には嫌味に聞こえてしまうかもしれません。

自分の気持ちが優先してしまい、相手に気を使えていないことがあるかもしれません。
改めて、自分が相手の状況や気持ちをしっかりと考えて行動できているか振り返ってみましょう。

常に偉そうな人

あなたの学校や職場に常に上から目線で話してきて、なぜか偉そうな人がいませんか?
本来は同じ立場なはずなのに、なぜか上から目線に物を言い、相手の事を下に見ている人は嫌われます。

このような人は、相手の意見を尊重せず、自分の意見が常に正しいと思い込んでいます。
たまに知ったかぶりをして見当違いなことを言い、恥をかくこともあるでしょう。

また、自分の意見が通らなかったら不機嫌になったり、自分の意見を押し付けたりと迷惑な人もいます。

自分が正しいと思い込むことで自分の視野を狭め、周りが見えなくなってしまいます。
自分の意見を言うことは大事なことですが、相手の意見も尊重し受け入れることも必要です。

苦手な相手との関わり方

社会生活の中では苦手な相手とでも関わらなければいけない場面がたくさんあります。
では、苦手な相手とはどのように関わっていけば良いのでしょうか。
苦手な相手と関わるときの注意点を3つご紹介します。

✓苦手な相手と関わるときの注意点3選
1.質問の仕方に気をつけよう
2.話す姿勢に気をつけよう
3.相手の仕草に注意しよう

 

質問の仕方に気をつけよう

苦手な相手と会話するときは「オープン・クエスチョン」と「クローズド・クエスチョン」を使い分けましょう。

✓「オープン・クエスチョン」
●お休みの日は何をしますか?
●注意するポイントはどこですか?
●なぜこうなったのですか?
…など回答範囲を制限しない質問
→相手は自由に考えて答える
相手の本音を引き出すことができ、深くコミュニケーションが取れる。
相手をよく知ることにも繋がる。

✓「クローズド・クエスチョン」
●明日は休みですか?
●AとBどちらが好きですか?
●この日は空いてますか?
…など選択肢を与える質問
→相手は「はい/いいえ」で答えたり、選択肢から選んで答えたりする
相手は答えやすく、会話のテンポを上げられる。
結論を急ぎたい時や苦手な相手と必要以上に話したくないときにも有効。

話す姿勢に気をつけよう

会話のときには、体の動きも感情を伝える要素となるので、「オープン・ポジション」をとるようにしましょう。

✓「オープン・ポジション」
・相手の方を向く
・目を合わせる
・腕を広げる
・ジェスチャーが大きい
・手のひらを見せる
→相手への信頼を伝えるとができる
✓「クローズド・ポジション」
・目を見ようとしない
・腕組みをする
・あいづちをしない
・ジェスチャーをしない
→相手への警戒心を伝えることができる

相手の仕草に注意しよう

苦手な相手とのトラブルを避けるために、会話中の相手の仕草に注意しましょう。
相手の無意識の仕草で心理状態を予想し、対応することで円滑なコミュニケーションが取れるようになります。

✓観察しよう!
・腕組みをしている
 →警戒心を持たれている。相手に受け入れてもらえるよう努力しよう。
・足を固く閉じている
 →緊張の表れ。相手をリラックスさせよう。
・口元や顎に手を当てている
 →発言に慎重になっている。話しやすい空気を作ろう。
・女性が髪をいじっている
 →興味がない。相手が興味のある話題に変えよう。

苦手な相手との円滑なコミュニケーションを

様々な人と関わっていく中で「この人苦手だな」と感じることは当たり前にあると思います。
苦手な人がいることは何も悪いことではありません。だって、万人に好かれる人はいないのですから。どんなに綺麗な女優さんでもアンチは必ずいますよね。だから、自分を責める必要はありません。
ただ、大事なことは苦手な相手とどう関わっていくか。
関わらずに済むのなら楽なのですが、どうしてもそうはいかない場面はこれからもたくさんでてきます。
そのために、苦手な相手とうまく関わる方法を身に付け、円滑なコミュニケーションを取れるように頑張りましょう。

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